Overwatch2-江の島支部

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【OW2キャラ講座】マーシーの性能と立ち回り

エイムいらずのThe・ヒーラー、戦場を駆ける守護天使ことマーシー。OW界の良心にしてついでに初心者にもやさしい。マーシーさんじゅうななさい

※この記事は中級者向けの内容も含まれています。初心者の方はなんとなくの理解で大丈夫です。後半になるにつれ怪文書になります。

 



性能

リジェネレーション(パッシブ)

サポートロールのパッシブスキルの効果を上昇させる(1.5秒の間ダメージを受けずにいると22.5HP/sの回復)

 

 

エンジェリック・ディセント(パッシブ)

落下中にスペースキーを押すことでゆっくりと下降できる。

 

カデュケウス・スタッフ(メイン)

ビームをつなげた味方1人に55HP/sのヒール。最大範囲15m。

カデュケウス・スタッフ(サブ):ビームをつなげた味方1人のダメージを+30%。最大範囲15m。

 

カデュケウス・ブラスター(メイン)

カデュケウス・スタッフと武器切り替えで使用可能。

ダメージ20。ヘッドショット判定あり。偏差あり。弾速50m/s。発射速度 5発/s。リロード時間1.4秒。

 

ガーディアン・エンジェル(アビリティ1)

味方の方向に向かって飛行する。

速度 17m/s。 有効範囲 30m。 クールダウン1.5秒。

 

リザレクション(アビリティ2)

戦闘不能になった味方を復活させる。

速度ペナルティ -75%。 有効範囲5m。クールダウン30秒。

ヴァルキリー(アルティメット)

空を飛べるようになりマーシーの能力が強化される。ビームが周りの味方にも同時につながるようになる。

ヒール 60HP/s。 ダメージブースト +30%。ビーム最大範囲30m。自己ヒール20HP/s。ガーディアンエンジェル速度25m/s。ガーディアンエンジェル有効範囲60m。ジャンプメーター蓄積速度2倍。ブラスタ―弾速100m/s。弾数無限。ウルトの効果時間15秒。ウルトコスト1820。

 

設定

ビーム接続切り替え:初期設定はoff。onにするとビームをワンクリックで接続しっぱなしにできて楽。

ガーディアンエンジェル優先ターゲット

ビーム接続先を優先:自分がだれかにビームを接続している状態で正面の別の味方に照準があっている時にガーディアンエンジェル(以下GA)を使うとビームを接続している味方のほうにGAが発動する。

正面のターゲットを優先:自分がだれかにビームを接続している状態で正面の別の味方に照準があっている時にGAを使うと正面の味方にGAが発動する。正面に味方がいない場合はビームの接続先にGAする。

正面のターゲットのみ:照準があっている味方にしかGAしなくなる。



上:ビーム接続先を優先、ビーム接続時に正面にターゲット表示が出ない

下:正面のターゲットを優先、ターゲット表示が出ている

 

 

スキル考察

リジェネレーション

マーシーの生命線その1、これのおかげで常に前線に立ち続けられる。

エンジェリック・ディセント

マーシーはY軸の動きが射線を通したり弾をよけたりする上で非常に有用。それを補助してくれる神スキル。また、space長押しだとマーシーが羽を広げるためヒットボックスが大きくなる。これをspace連打にすると落下速度は同じくらいなのに羽を閉じながら直立で落下するためオトク。ファラについている時などは積極的に使用したい。

カデュケウス・スタッフ(ヒール)

接続中はターゲットを視界に収める必要はない。また、バリアを貫通してヒールできる。接続先から射線が切れるもしくは15m以上離れる状態が1.3秒つづくと接続が解除される。逆を言えば1.2秒ならばどんな場所にいようと接続が切れることがない。これがマーシーを使う上で最重要になる。後述するが、なるべくビームは伸ばしきっていたほうが動きの幅が広がる。

カデュケウス・スタッフ(ブースト)

ダメージブーストはUTL以外ではマーシー固有のスキルである。接続キャラクターのダメージを1.3倍するという性能上、ダメージを出せるDPSに接続する場合が多い。しかし、エナジー100%のザリアや敵を釣った直後の豚、ゼニのチャージショットなど例外はいくらでもある。とにかく今一番ダメージが出せるキャラクターにつけよう。また、ヒールと併用して本陣とは大きく離れた場所にいる味方の介護が可能。ファラマーシーはその一種。

カデュケウス・ブラスター

ゴミ。攻撃武器なのにサブに設定されている時点でお察し。目の前にいるめちゃくちゃ瀕死の敵に使うくらいしかない。なお、ULT中になると途端に化ける。

ガーディアン・エンジェル

マーシーの生命線その2。マーシーのうまさはGAのうまさ。ここではGAの初歩的な小技をいくつか紹介する。GAは味方の死体もターゲットにでき、乱戦時には敵を欺くアイテムとして強力な武器になる。また、GAで移動する先は厳密には「味方」ではなく「GAを使った時に味方がいた位置」なのに注意。

youtu.be

0秒~ 垂直ジャンプ:GAを使用すると画面中央右にゲージが出現する。このゲージがあるときにしゃがみボタンを押すと垂直にジャンプする。メーターによって高さが変わる。

9秒~ GAキャンセル:GA中にもう一度shiftを押すとGAがキャンセルされその場で止まる

17秒~  追い越しジャンプ:GA中にspaceを押すとGAが解除され慣性を保ったまま前に進む。

24秒~ サイドジャンプ:GA中に横を向きながらspaceを押すとGAが解除され見ていた方向に前進する。理屈は追い越しジャンプと一緒。

32秒~ バックジャンプ:GA中にsキーを押しながらspaceを押すと真後ろに飛んでいく。

これらを駆使してマーシーは自由に戦場を駆け巡ることができます。

リザレクション

唯一無二の最強スキル。しかし蘇生中は無防備であるためなるべく動きつつ、キルされないタイミングや立ち位置で行う必要がある。蘇生を読んで隠れている敵に注意。また、蘇生中はヒールできないので、相方サポートを起こしているうちに味方が全滅......なんてことが起こらないようにしよう。リザレクションの効果範囲は5mだが、発動してしまえば7mまで離れても蘇生が解除されないうえ、射線が切れても問題ない。死んでもクールタイムがリセットされない珍しいスキル。しかしヒーローを切り替えることによってクールタイムのリセットが可能。連続蘇生とかいうインチキができる。

youtu.be

以下はOWLというプロリーグでMothという選手が20秒で3回蘇生しているクリップ

www.youtube.com

 

ヴァルキリー

全キャラクターの中でもかなり弱いULT。このULTがあれば勝てる、とはならない。ただ、マーシー本人のモビリティが上がることで蘇生が無理やり通しやすくなり、乱戦にとても強くなるのも事実。温存せず溜まったらどんどん使おう。しかしこれはあくまでサポートとしてウルトを使った場合。カデュケウスブラスターのスペックがとんでもなく上がるため、200族との1v1ならまず負けることはない。上下運動と秒間20ヒール弾速も早く弾数無限HS判定あり。不愉快にさせられたプレイヤーも多いはず。バトルマーシーの誕生である。しかしながら、マーシー本体のHP総量は200のままなので敵が何人もいるところに突っ込んでいくと普通に死ぬ。射線管理をしながら浮いているサポやDPSにバトルをしかけていこう。上級者向け。

 

相性のいいキャラ

味方:ファラ、ソルジャー76、アッシュ、ハンゾー

敵:ウィンストン、ウィドウメイカー

相性の悪いキャラ

味方:ダイブ系タンク、フランカーDPS、ルシオ

敵:Dva、エコー

立ち回り

強み

マーシーの強みは蘇生や安定したヒールによる戦線維持能力である。特に乱戦の中で生き延びながら毎秒55ヒールを好きなところに供給できるサポートはほとんどいない。攻撃スキルがない以上、味方がキャリーしてくれるまで必死に時間を稼ぐ以外にないのである。なので絶対に死んではいけない。先落ちなんてもってのほか。防衛や乱戦が得意。

一方で、リテイクシチュエーションなどでは自分自身でインパクトを出しづらく腐りがちである。サイド展開もヒールしかできない都合上なかなか貢献しづらい。

相手のリソースを削ることが不得意で、味方のリソースを維持するのが得意なヒーロー。

マーシーはヒール量ではアナやモイラに負け、援助スキルではブリギッテやルシオに負ける。ずっとタンクをヒールしているようでは初心者から抜け出すのは厳しいだろう。ほしい場所にヒールとダメージブーストを配達する盤面把握の正確さがもとめられる。

ピックするシチュエーション、しづらいシチュエーション

味方のスナイパー系DPSが強い時。乗れる船には乗ろう。強い奴をもっと強くすればまあ負けない。

敵がダブルスナイパー(ウィドウ、ハンゾー、アッシュ)のとき。ダブルスナイパー構成はワンピックとったあとに即座に前線を押し上げて有利を広げるという動きがしづらい。そのため蘇生が非常に通りやすく敵のキャリーを無効化できる。

敵にダイブ系ヒーローが多い時。高レート帯では危険。ダイヤ帯くらいまでのダイブはフォーカスがぬるいので乱戦になりやすい。そのため適切にヒールを回していけば敵がどんどんジリ貧になっていく。しかしレートが上がり、ひき殺される前にひき殺さないと勝てない、敵のフランカーがきつすぎて受けるよりも対処したほうが楽、みたいになってくると途端に雑魚。うまい人がマーシーを嫌いな理由。

味方にダイブ系のヒーローが多いと職にあぶれる。遠隔ヒールができるヒーローに変えたい。

敵がラインハルト、ジャンクラット、ゼニヤッタのような純粋なダメージレースを狙っている時には性能が中途半端になりがち。交戦距離が近く蘇生も通しづらい。

具体的な立ち回り

そのとき一番ヒールが欲しい(必要になりそうな)味方をヒールして、そのとき一番ダメージが出る味方にダメブをつける。そのためには味方の動きと敵の動き9人をすべて把握していなくてはならない。ビームをつけた味方のHPは中央に表示されるので周りをきょろきょろしながら動き続けよう。

また、生き残るためにGAは唯一の逃げスキル。常に逃げられるように味方を視界にとらえつつ、安易にGAを使わないこと。クールタイム1.5秒の間に敵のゴリラやパンチは飛んでくる。近くに味方がいない場合はビームをつけている味方を使ってGAで回避しよう。追い越しジャンプをつかえば 味方との距離×2=移動できる距離 として計算できる。つまりビームが長ければ長いほど高機動を得られる。また、同じ場所にいると範囲攻撃を食らいやすくもなる。なるべく離れておくに越したことはない。マーシーは敵からすれば格好の餌。自分と敵との間には常に壁か味方が挟まるように動こう。余裕があるプレイヤーはミスしたかのようにふるまいベイトしてもいい。ゴリラのジャンプやゲンジの風切りを消費させて相手の機動を奪い自分は生き延びる。スキルを無駄に切らせれば味方のチャンスを増やせる。

ヒールの優先度は 瀕死の味方>相方サポート>DPS>タンク

これらは相手視点のキルしやすい順番でもある。相方サポートがゼニやルシオなど低ヒールであればタンクも積極的にヒールしてあげたい。逆に相方がアナモイラバティなどの場合、タンクのヒールの奪い合いになって効率が悪いので気を付けること。瀕死マークが出てなければヒールしなくてよい。今にも死にそうなタンクはヒールするよりもデスしたところを蘇生したほうが時間効率がいい場合がある。人数不利や状況不利でまともにやっても勝てそうにない場面では、瀕死でもダメージブーストをつけ続けてワンチャンスをかけるのもあり。ここら辺はかなりセンス。

 

おまけ:タンクべた付きバトルマーシービルド

一般的には主にDPSに張り付いて相手の攻めに合わせて臨機応変にヒールを回すというのがマーシーの使い方だが、ULTコスト1820というサポートで最も軽いULTであることを利用して、タンクをヒールしまくって速攻でULTを上げてカデュケウスブラスターで敵を殺しに行くという戦法が存在する。相方はヒール少なめの攻撃的なピックがよいだろう。マーシーを使っていながら味方を信用できない奇特なプレイヤー向け。